
by あばさー
仕事内容
科学警察研究所(科警研)は,国の機関である警察庁の付属機関であり,生物学,化学,工学,心理学といった分野で,以下の3つの業務を行っています。
- 犯罪科学技術を向上させるための研究
- 警察内外の機関から依頼された証拠物等の鑑定・検査
- 科学捜査研究所の職員を対象にした専門技術の研修
心理学が関わる分野としては,法科学第四部の情報科学第一研究室と,犯罪行動科学部の3つの研究室(少年,犯罪予防,捜査支援)があります。
それぞれの専門分野は,情報科学第一研究室が生理反応を使った虚偽検出をおこなうポリグラフ検査,少年研究室が非行の原因や非行少年の立ち直り支援,犯罪予防研究室が路上犯罪や子ども・女性被害の犯罪,ストーカーなどの犯罪を未然に防止するための施策の立案,捜査支援研究室が被疑者や被害者に対する面接手法や犯罪者プロファイリング(犯人像や犯人が住んでいる場所の推定)となっています。
受験資格
試験は国家公務員採用総合職試験の人間科学区分を受験することになります。
これには大卒者試験と院卒者試験の2パターンがあるので,4年制の大学で心理学を学んでいれば受験は可能と思われます。
これには大卒者試験と院卒者試験の2パターンがあるので,4年制の大学で心理学を学んでいれば受験は可能と思われます。
そのほか,30歳以下という年齢制限があります。
受験方法
科学捜査研究所と同様,基本的に採用は欠員が出たときの補充なので,すべての分野で採用試験が毎年行われているわけではありません。
採用情報は科警研のホームページに掲載されているので,ときどきチェックする必要があります。
採用情報は科警研のホームページに掲載されているので,ときどきチェックする必要があります。
国家公務員採用総合職試験は,一次試験でマークシート式の基礎能力試験と専門試験を受けた後,二次試験で筆記試験,政策課題討議試験,人物試験を受けます。
試験に合格すると,官庁訪問をする権利が3年間得られるので,指定された期間内に科警研へ行って面接などを受ける,という流れになります。
試験に合格すると,官庁訪問をする権利が3年間得られるので,指定された期間内に科警研へ行って面接などを受ける,という流れになります。
就職後
就職後は,研究所の内外で受けるいくつかの研修を通して,警察職員としての基礎知識や担当する分野の専門知識を学びます。
そのほか,警察庁の留学制度を利用して海外の大学院に進学する機会もあるようです。
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