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仕事内容
矯正局は,国の機関である法務省の中にある1部署であり,刑務所,少年鑑別所,拘置所といった矯正施設の管理や,施設に収容されている人への処遇方法を改善するための調査・研究を行っています。
矯正局には,心理学の専門職として,さまざまな矯正施設で働く法務技官があります。
矯正局には,心理学の専門職として,さまざまな矯正施設で働く法務技官があります。
罪を犯してしまった受刑者や、非行のあった少年らに対してじっくりと向き合うことで、なぜ犯罪に走ってしまったのか、その背景や原因を分析し、更生へと導くプログラムを提案するなど、受刑者や非行少年の社会復帰を心理学のエキスパートとして支える重要な職業です。
矯正心理専門職(法務技官)の仕事
少年鑑別所へ配属された場合は、家庭裁判所から送致されてきた少年らの資質を見極めるのが主な仕事になります。
更生の余地があるのか、少年がどのような性格なのかといった資質鑑別は、その後の少年審判(少年を対象とした裁判)等の判断において重要な要素となります。心理の専門職として面接を通じて少年らの資質を見抜くことがとても重要です。
更生の余地があるのか、少年がどのような性格なのかといった資質鑑別は、その後の少年審判(少年を対象とした裁判)等の判断において重要な要素となります。心理の専門職として面接を通じて少年らの資質を見抜くことがとても重要です。
また、それぞれの資質に応じた適切な更生プランを提案することも重要な役割といえます。少年へより直接的・継続的な介入を行う法務教官との連携が必要になりますので、カンファレンスでの情報交換も大事な仕事です。
また、刑事施設へ配属された場合には、収容されている受刑者の資質を調査したり、刑事施設の改善点を提案したりするほか、受刑者の心理的なケアに当たるなど、職務内容は多岐にわたります。
受験資格
試験は法務省専門職員(人間科学)採用試験の矯正心理専門職区分を受験することになります。
基本的には大卒者対象の試験となり,4年制の大学で専攻分野に関わらず受験可能です。
基本的には大卒者対象の試験となり,4年制の大学で専攻分野に関わらず受験可能です。
そのほか,30歳以下という年齢制限があります。
受験方法
採用試験は原則毎年行われており,採用情報は法務省のホームページに掲載されています。
試験は,一次試験で多肢選択式の基礎能力試験と多肢選択式・記述式の専門試験を受けた後,二次試験で個別面接や身体検査を受けることになります。
試験は,一次試験で多肢選択式の基礎能力試験と多肢選択式・記述式の専門試験を受けた後,二次試験で個別面接や身体検査を受けることになります。
就職後
就職後は,矯正研修所で受けるいくつかの研修を通して,基礎知識や担当する分野の専門知識を学びます。
そのほか,留学制度を利用して海外の大学院に進学する機会もあるようです。
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